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ユトリシアについて法的なことを申すと、どうやら平成19年11月30日に建築確認許可が下りたようです。長谷工は相変わらず我々地域住民へはお構いなしで何一つ連絡はありませんし、そもそも平成19年9月27日より準備工事と称して大型重機やらダンプカーやらを何十台も入れ込んでドタバタしていたのですから長谷工らはホントーに非常識なマンションデベロッパー軍団です。
長谷工らが推進する「ユトリシア(巨大マンション群建設計画)」は、かつてJFE(旧川鉄)建材の習志野工場で、ホーロー製品や角型鋼管等を製造する過程で使用された発がん性物質「トリクロロエチレン」や骨軟化症を引き起こす「フッ素」や中枢神経障害を引き起こす「ホウ素」等を垂れ流し汚染された土地なのです。
表層土壌の汚染物質は改良したとされていますが、長い年月をかけてしみこんだ有害科学物質は、地下40m以上の地下水へも浸透しています。
JFE(旧川鉄)建材習志野工場だった土地の北東と南側の一部は、現在でも地下水浄化のため長谷工らには売却できずJFE建材の所有地となっており、観測井(有害科学物質の濃度を検査するもの)が7本、揚水井(浄化目的)が12本も設置されているものの、思うように数値が下がらず何時ごろまでに基準以下に収まるのか見通しがたたない状況です。
*北東と南側の一部は地下水汚染浄化のため、現在もJFE建材が所有 し地下水の観測と浄化を継続しているが、改善の見通しは立たず。 |
そこに直径2mもある杭を地下40mの深さで400本も打ち込むとどうなることでしょう。JFE建材が継続浄化している揚水井も、水流が変化することで機能を果たさなくなることもあるでしょうし、地下水汚染が拡散する危険も懸念されるのです。
長谷工は当初「地下水汚染が拡散しない特別な工法で杭を打つから心配ない」と言っていたものの、平成19年10月27日に長谷工が開催した工事説明会で長谷工(説明者側)に同席した杭の専門家たる人物は「地下水汚染を拡散させない杭打ち工法は存在しない」と明言しました。
一日も早く地下水汚染の調査結果と杭打ちによる汚染拡散防止策を住民が安心できる回答を得たいものです。