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平成20年8月6日、反対の会住民代表6名は、習志野市環境保全センターと千葉県環境生活部水質保全課へ訪問し、地下水汚染の現況報告を求めました。
習志野市役所は習志野市馬場市議と宮内市議が、千葉県庁へは千葉県丸山県議と習志野市馬場市議がご同行くださいました。いつも本当にありがとうございます。
↑県庁訪問時の様子です。プライバシー保護の為、画像の一部をを修正しております。
その結果、重大な事実が明らかになりました。
平成19年11月、ユトリシア敷地内で長谷工管理の観測井から 環境基準17倍を超えたホウ素が検出されていた。
検出されたのは地下40mの第二帯水層にある地下水。
平成19年5月に環境保全センターへ聞き取りに行った際は、
「第二帯水層(40m)への汚染はない」
「汚染は第一帯水層(20m)で止まっている」
「粘土層があるので地下深くまで拡がらない」
と、されていた。また、加えて・・・
「マンション建設は地下水汚染の浄化をしながらやる」
「杭打ちによる汚染拡散はない。
長谷工も敷地内に観測井を設けて監視し、
汚染の状況に変化があった場合は対策をとる」
という約束だった。
しかしその後の調査の結果、
○実は全く対策をとっていないことが判明した
○平成19年9月の簡易測定調査結果では、
すでにホウ素汚染は基準値の9.5倍で
第二帯水層(地下40m)まで拡がっていた
○11月の公定法観測では17倍になっていた
○そればかりかこの事実を隠ぺいしていたのである
*** 行政から配布された資料は以下のとおり ***
この事実を長谷工は、平成19年11月に県へ報告をしている。9月に事実が判明してから2ヵ月後である。
住民へは平成20年8月6日に聞き取りに行くまで知らされなかった。
実に11ヶ月も事実は公表されなかった。
そればかりか、県は報告を受けていながら適切な指導を怠っていた。
この日、千葉県環境生活部水質保全課は「指導が甘かった」と認めている。「甘い」どころの話ではない「していなかった」のである。
報告をしたが指導を受けなかった長谷工は、何の対策もとらずに、そのまま工事を進めている。
住民は工事説明会の話を信じている。
「汚染の数値は下がっている。何かあったらすぐに対処する。」
しかし、汚染の数値は下がっていない。
JFE建材が管理する観測井からも継続して汚染物質が検出されている。
JFE建材が「会社が傾いても浄化します」と住民に頭を下げたはずの土地。何故、地下水汚染が収まらないのか。
その原因は明確である。
「土壌に汚染源が残っているから」
すでに浄化作業から4年以上経っても改善されない原因はこれしかないでしょう。
汚染物質を取りきれなかったJFE建材
完了を認めてしまった行政
汚染を分かっていて土地を購入した長谷工JV
何も知らないのは、周辺住民とマンション購入者だけのようです。
ちなみに近隣民家の井戸からも有害物質が検出。
市では「生水は飲まないように」という指導。
「東習志野こども園」に隣接されている市の文教公園には
防災用井戸があるが、これも「飲用の際は煮沸するように」と指導。
災害時、ライフラインが止まった時、有害物質が出る井戸ではどうしようもない。周辺の井戸から有害物質が出るのは、JFE建材が汚染源だと行政も認めている。
大規模マンションを建てるより、汚染物質を取り除くことが優先。
余談だが今年の5月頃、ユトリシアへ水道引き込み工事の際に工事業者が本管を破損し周辺が断水やら赤水が出る騒ぎがあった。
この時も習志野企業局は、アナウンス無しに断水する、赤水出てもアナウンスなし。
異常に気づいた住民からの連絡でようやく事実を明らかにする。おまけに給水はさらに1時間後、それもポリタンク10本ぐらい。たかだか水道管1本破損しただけでこの始末。
こういった時に井戸水が活躍するのだが、残念なことにユトリシア周辺の井戸は壊滅状態である。さらに、習志野市水の約70%は、井戸水で賄われている。これをほっとけますか?!
以下の画像とデータは現実のもの。
「感動大陸ユトリシア」の美しいチラシにも、この事実を書いて欲しい。
民間井戸でもホウ素検出 | 副知事面談&記者会見 | 新たに17倍のホウ素検出 |
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