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長谷工らによる「ユトリシア(巨大マンション群)」は、習志野市東習志野2丁目に位置し昭和36年から平成13年までの40年間、JFE建材(旧川鉄建材)習志野工場としてホーロー製品や角型鋼管等を製造していた工場跡地である。
これらホーローや角型鋼管等の製造過程で、大量の有害物質等を使用していたわけである。
それが“発がん性物質”の「トリクロロエチレン」や“骨硬化症”を引起す「フッ素」、加えて“中枢神経障害”を引起す「ホウ素」等である。
このように、人体への影響が大きい有害物質を工場敷地内に処分場を設け、地下に埋設していたわけだから土壌や地下水が汚染するのも無理もなくひどい話だ。
川鉄建材が日本鋼管ライトスチールと合併しJFE建材習志野工場となった後は閉鎖されたわけであるが、その後の調査で驚くことにこれら有害物質は、環境基準をはるかに超える濃度が検出されたのである。
しかも、土壌・地下水汚染が発覚してから約1年もの期間、JFE建材はこの既成事実を公表せず隠ぺいしていたのである。
*JFE建材ニュースリリース
<土壌汚染> 平成16年3月発表
化学物質名 | 環境基準 | 最大値 | 倍率 |
トリクロロエチレン | 0.03mg/l | 240mg/l | 8,000倍 |
フッ素 | 0.8mg/l | 89mg/l | 111倍 |
ホウ素 | 1mg/l | 355mg/l | 355倍 |
<水質汚染>
平成16年3月発表
化学物質名 | 環境基準 | 最大値 | 倍率 |
トリクロロエチレン | 0.03mg/l | 47mg/l | 1,566倍 |
ホウ素 | 1mg/l | 36mg/l | 36倍 |
更に地下水汚染は浄化されておらず、 今もなお汚染されたままなのである。
正確にいえば浄化中ではあるが、完全に有害物質が取り除かれるまでには、この先
10年以上の歳月が必要だと云われている。
しかし長谷工らは、この汚染され浄化が終わらないJFE(旧川鉄)建材習志野工場跡地(東習志野)に巨大マンション群「ユトリシア」を建設すると言い放つ。
長谷工らの巨大マンション群「ユトリシア」建設工事により、有害物質拡散が危惧される。
*習志野市内の水道は、約70%が地下水で賄われています。
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